『第11回朗読だいすきコンクール in 神奈川』の報告を致します。
2022年12月17日(土)神奈川県立神奈川労働プラザにて『第11回朗読だいすきコンクールin神奈川』を開催しました。
全国からたくさんの方々に応募をいただき音源審査の予選を勝ち抜いた個人部門・ツイン部門の皆さんが神奈川に集まりました。
審査結果
●個人部門
1位 | 草野 みずき さん(長崎県) | |
2位 | 山下 寿美江 さん(埼玉県) | |
3位 | 伊豆田 智香子 さん(東京都) |
●ツイン部門
1位 |
吉富 千恵 さん(滋賀県) |
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2位 |
三野 友華子 さん(東京都) |
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3位 | 星谷 将義 さん(岐阜県) 星谷 あゆみ さん(岐阜県) |
受賞コメント
・個人部門1位 草野みずきさん (長崎県)
この度は第11回朗読だいすきコンクールにて個人部門1位の賞を頂き、誠にありがとうございます。 まず初めに、新型コロナウイルス感染症流行のなか開催に尽力してくださった事務局他関係各位の方々に心より感謝申し上げます。会場で実際にマイクを通して朗読することができ、大変嬉しく思いました。出場者の方々の深みのある朗読と会場に満ちた朗読への熱量に心が震えました。 私は現在大学一年生です。日本朗読協会様の「こころがふり向く朗読」という言葉に突き動かされ、今回のコンクールにエントリーいたしました。 課題原稿を頂き「一房の葡萄」を黙読した際、その日本語の美しさと心情表現の緻密さに圧倒されました。この感動を朗読で最大限表現したいという気持ちでいっぱいでした。 当日は「朗読が大好きだ」と実感しながらマイクの前に立たせていただきました。会場の皆様の反応とともに朗読の双方向性をひしひしと感じ、日本語の持つ力と朗読の奥深さを再認識いたしました。今後とも「こころに伝わる日本語の音声表現」と「こころがふり向く朗読」に向き合っていきたいと思います。これからも人生の歩みとともに、朗読を学び楽しんでいけるよう精進して参ります。 草野みずき
・ツイン部門1位 吉富千恵さん・吉富光歩さん (滋賀県)
良書を読むことを通して日本語の美しさを感じて欲しいとの思いから、夏休みの宿題の一環として、朗読コンクールに挑戦することに致しました。「この場面、亮二はどんな気持ちなのかなぁ。」「山男にまた会えるといいね。」・・・息子と二人で物語全体を何度も読み、課題文の解釈について話し合いながらお互いのパートを完成させました。この過程は、息子との楽しい夏の思い出となりました。また、コンクール当日のドキドキした緊張感を共有できたことも、素敵な経験でした。
結果として、1位という身に余る評価を頂きました事、大変嬉しく思っております。会場にて初めて皆様の朗読を拝聴し、同じ課題文でもさまざまな解釈、表現があることに驚きました。読むスピード、間、トーン、視線など、とても勉強になりました。コロナ禍での難しい社会状況の中、コンクールを主催して下さった関係者の方々のきめ細やかなご配慮に心より感謝致します。貴重な機会を、本当に有難うございました。
吉富千恵, 吉富光歩
特別審査員
ネイティブアメリカンフルート奏者
マーク アキクサ さま
ゲスト朗読(大阪府より)
第10回朗読だいすきコンクールin大阪
個人部門1位 内山あゆみさんの朗読
~山月記〈抜粋〉~
コンクールの様子
当日のアンケート・感想より
~ 感想頂いたアンケートを原文のまま、ご紹介致します ~
(読み手として参加した方からのアンケート)
- 少年2人が出たそれぞれの朗読は、作品に添って清く物語を案内してくれました。「おめでとう!」これからもまた彼らに出会いたいです。
- 個々の部で同じ作品なのに15名それぞれの解釈で聴くことができて楽しかったです。 ツインはお二人の化学反応が素敵で、個人の部を終えていたので観客として楽しめました。いつもあたたかいコンクールをありがとうございます。本当に運営様方が出場者に温かい素晴らしいコンクールです。
- 初挑戦ながら「こころがふりむく朗読」をテーマにされたコンクールの本選に出場させていただき心から感謝申し上げます。様々な方の朗読をうかがうことができ、楽しいひと時でした。次回はツイン部門にもチャレンジしたいです。
- さすがに本選に出場されるだけあって皆さんとても上手で感心致しました。優劣つけられなかったですが結果を見ると私が良いと思った人たちでは有りませんでした。
- コロナ禍にマスク無しの管楽器演奏に疑問をもちました。
- 皆さん素晴らしかったです。ありがとうございました。
- 最初にこのような場を設けて頂きありがとうございました。初参加でしたが、リハーサルの時から主催者の方々の細やかな心配りに感激しました。(皆で良い本選にしようという温かな想いが伝わりました)。ツイン部門のお子さんとの朗読は、とても微笑ましくわが子も好きだったら一緒にできたのかなと少し羨ましかったです。
個人部門ではそれぞれの皆さんの表現の違いに「この方が良かったかも?」と気づきをもらえました。フルートの演奏にも癒しを頂き、和やかな良い会でした。来年も参加できるように努力します。 - 宮澤賢治は大好きですが、まだ私の知らない作品が多くあることがわかり、改めて勉強したいと思いました。朗読することでお話しの世界がより深く広がる気がします。
- 親子での共演、ご主人様との共演楽しかったです。朗読が大好きという方々のその方その方の朗読が良かったです。参加できて良かったです。ありがとうございました。
- 読み手の個性や作品(文章)のとらえかたの違いを感じられてとても面白かった。特にツイン部門はお芝居を見ているような組も有り、衣装も工夫を凝らしていて楽しかった。子供さんの声が素敵だった。
- 今回は個人部門で出場させて頂きました。出場者の朗読を聞いて「こころがふりむく朗読」というものを感じました。私もこれから楽しんで人に伝わる語りを心掛けていきたいと思います。ツイン部門は聞いていて楽しかったです。
- 大変緊張しました。良い勉強になりました。ツイン部門は二人の息を合わせて互いの掛け合いになるのでとても楽しむことができました。ゲスト朗読と演奏、とても良かったです。温かな対応に来てよかったと思いました。ありがとうございました。
- 初参加でしたが、練習時も含めてとても楽しく参加できました。ありがとうございました。
- 色々な表現が有って、とても良い勉強になりました。初めてコンクールに参加しましたが、緊張感の中にも和やかな雰囲気で楽しかったです。日本朗読協会の皆様の細やかな配慮、ありがとうございました。フルート演奏是非もう一曲聞きたかったです!!
- とにかく皆さんが圧倒的にお上手で感激しました。同じ作品で解釈や読みわけでこんなに印象が変わるんだと驚きました。対面でのしぐさや表情等の演技が、読みや作品とマッチしたときには、とても引き込まれ朗読の素晴らしさを感じました。
- 常連の石橋さんのツイン朗読をいつも楽しみにしています。(明るい!!)来年も皆さんとご一緒できるよう精進していきたいと思います。
- 皆さん真摯に取り組まれていることがわかる朗読で敬服いたしました。やっぱり子供さんの朗読は笑顔になりますね。
- 「一房の葡萄」も「祭の晩」も優しい作品なので、沢山の優しさを感じることが出来ました。協会の方々のお気遣いにも感謝しております。
(聞き手として参加(同行者)した方からのアンケート)
- どの方の朗読も素晴らしく朗読が「大好き」なんだと伝わってきました。
- 「こころがふりむく朗読」を聞かせて頂きました。良い機会をいただいたと感謝しています。
ありがとうございました。 - 会場の反響が朗読に向いていない
- 皆さんとても美しい声でびっくりしました。すごいですね。
- いつもながらアットホームな心温まる朗読だいすきな人たちの集まりでした。個人部門では大澤さん・三野さん・草野さん・鈴木さん・須藤さんの朗読が特に心に残りました。ツイン部門では吉富さん・三野さん町田さんの朗読が特に素敵でした。内山さんのゲスト朗読も一瞬にしてその世界に引き込み心がふりむく素晴らしい朗読でした。
- 子供の役を子供が上手に読むのは良いですね。ツイン部門は楽しく聞かせて頂きました。個人部門も素敵な15名でした。来年も楽しみにしています!!
- 聞いていて自分も表現したくなりました。
- 初めて拝聴いたしました。同じ部分を読むことによって其の方の個性が光りますね。コンテストは緊張することも非日常の楽しみですね。フルート演奏素晴らしかった!!泣いてしまいました!! いつも思うのですがこの協会の出場者に対する心配りが素晴らしいと思います。
アンケートのご協力ありがとうございました。
★第12回朗読だいすきコンクールは2023年10月開催となります
関連リンク
・今回の開催・募集要項:朗読だいすきコンクール2022