~こころがふり向く朗読~

『第6回朗読だいすきコンクールin鹿児島』の報告を致します。
平成30年12月8日(土)かごしま近代文学館ホールにて
『第6回朗読だいすきコンクールin鹿児島』が開催されました。
個人部門、ツイン部門の予選を勝ち抜いた方々が鹿児島に集合されました。

20181208-1

『第6回朗読だいすきコンクールin鹿児島』審査結果
●個人部門

1st 1位 相川 尚子さん(福岡県)
2nd 2位 三野 友華子さん(東京都)
3rd 3位 谷頭 理恵子さん(鹿児島県)
Special 会場審査賞 三野 友華子さん(東京都)

 

●ツイン部門

1st 1位

畠中 晴喜さん
畠中 日和子さん(鹿児島県)

2nd 2位

渡 小百合さん
渡 三千希さん(鹿児島県)

3rd 3位 伊藤 芭那さん
伊藤 愛子さん(岐阜県)
Special 会場審査賞 畠中 晴喜さん
畠中 日和子さん(鹿児島県)

 

◎個人部門1位 福岡県から参加された 相川 尚子さん

20181208-8朗読だいすきコンクールに出場させていただきまして、ありがとうございました。
20年以上前に2年ほどカルチャースクールで受講後は殆ど経験がなく、他の方の朗読を聞く機会はとても楽しく、奥深いと思いました。
第2回出場後に体調を崩し、声も衰えを感じ、半年前から声のリハビリとして、市主催のボイトレに通い、声も筋肉と一緒!鍛えれば良くなるとの先生の言葉に励まされ、また、朗読をやりたいと再びチャレンジしました。
第2回時は、上手に朗読したいという独りよがりな思いがありましたが、今回は、再び朗読ができる喜びと感謝で、予選時いただいたコメントを何度も読み、そのアドバイスをもとに、この作品の良さが聞き手の皆さんにどう伝わるか、感じてもらえるかを考えながらの試行錯誤でしたが、終わってみるととても充実した楽しい時間でした。
聞いてくださる方がいて、初めて朗読できるということも実感しました。

相川 尚子

 

◎ツイン部門1位 鹿児島県から参加された 畠中 晴喜さん・畠中 日和子さん

20181208-9今回9歳になる娘と、初めて参加しました。
娘がまだ言葉もわからない頃から、ほぼ毎晩読み聞かせをしてきました。何もわからない頃の娘に、登場人物の気持ちや情景が伝わるようにと、自分なりに意識しながら読むようにしていました。同じ話を、ときにはゆっくり、ときには強くと、その作品の世界に合うようにと毎晩試行錯誤していたことを思い出します。「娘に伝わるように」と読んできたことが、今回、このような結果をいただ
き、また会場の方々からも評価していただいて、本当に嬉しく思います。受賞のおかげで自信がついたので、これからもいろいろな作品に出会えたらいいなと思っております。(畠中晴喜)

発表のとき、名前をよばれてとてもびっくりしました。お父さんと、「杜子春」の気持ちを考えながらいっしょに練習しました。学校でも、発表や音読が大すきです。担任の先生も応援に来てくれてうれしかったです。いろんな人の気持ちになって、これからも朗読をつづけていきたいと思います。(畠中日和子)

 

◎ゲスト朗読

20181208-10『第5回朗読だいすきコンクールin東京』1位 矢代貴司さんの朗読
新美南吉 作「おじいさんのランプ」

 

◎来賓(審査員)

20181208-11

鹿児島大学名誉教授
大木公彦先生

 

20181208-12

NPO法人かごしま文化研究所副理事長
月の舟自由大学
みたけきみこ先生

 
 

●表彰式の様子

20181208-2s 20181208-3s 20181208-4s 20181208-5.sjpg 20181208-6s 20181208-7s 20181208-13s かごしま近代文学館ホール

 

●当日のアンケート・感想より
~ 感想頂いた一部をご紹介致します ~

  • 皆さん、お腹の中より声が出て初めて聞いたのですが本当に気分がスッキリして私も年を重ね80才で来ましたが良かったと思いました。少しでも若い方が多くやってほしいと思います。
  • すばらしい表現(朗読)に感動しました。この様な活動が広まって、子供から大人まで読書の機会が増え、文学に親しみ、周りの人に感動と喜びを与えていただけることを祈念します。
  • 初めて朗読コンクールを聴きました。声ひとつで、こんなにも1つ1つのお話の印象や浮かぶ景色、登場人物のキャラクター性も、いろんな要素が異なっていて、とてもおもしろかったです。ツイン部門での子どもたちの声を聴いたとき、子どもの声のもつ真っ直ぐな純粋性に心うたれました。みなさんの声をとてもたのしく味わいました。
  • みなさんそれぞれの表情を味わえた。朗読の世界の楽しさを充分愉快に味わえました。出演者のみなさまの全力のステージに感動いたしました。心が踊りました。ありがとうございました。
  • 同じ作品が読み手によって、いろんな解釈と雰囲気になる事を改めて思いました。そして皆様とっても素敵で大変勉強になりました。素敵な機会をありがとうございました。
  • それぞれ個性がありすばらしい朗読でした。同じ作品でも解釈の違いもあり朗読の仕方に個性があって、とても興味深かったです。今後の参考にさせて頂きます。
  • 声が心に届くという経験でした。朗読はいいですね。会場のマイクがもう少し音が良かったらなあと思いました。
  • 会場審査は全員ではなく抽選で選んだ方がいいのでは、たくさん動員した人にたくさんはいったら・・・・・。この広さならマイクはいらない。地のこえをききたい。
  • ト書きを抑えめに読む。役とト書きとの切りかえがきっちりできていた方が多かったです。心からの演技ができれば声色も変わるんだなと思いました。
  • 「いちょうの実」は親子で読まれている方も多く、聞いていて明るい気持ちになった。朗読を勉強中でもあったので、読み方の違いや自分には考えつかなかった表現など、注目すると面白いものや考えさせられるものもあった。全体を通して「間」の取り方で印象が変わると
    思った。
  • 個人部門・ツイン部門に出場された方々の素晴らしい朗読を聞くことが出来て良かったです。皆さん、お疲れ様でした。ゲスト朗読は、聞き入ってしまいました。素晴らしかったです。
  • 印象に残った作品は「銀河鉄道の夜」です。初めて日本朗読協会に参加し、初めて朗読をしました。 みなさん朗読が上手で聴いていてここちが良かった。この機会に朗読というものに興味を持ちました。
  • 声の表現に感動しました。私は演劇を経験していますが振りつけ、表情を声で表現する技術の高いものを知ることができました。感動だらけで涙が出ました。ありがとうございました。
  • ただただ、勉強になりました。皆さんとても声がよく上手でした。音響設備環境がイマイチだったのが残念でもったいなく感じました。特にツインの親子出演の子どもたち、かつ舌もしっかりしていますし、気持ちもこもっていてすばらしかったです。よみ方ひとつで、心に響く、響かないに差が出ることも改めて感じました。あと”間“のとり方の大切さも感じました。去年優勝者の矢代さんさすがです。
  • 個人部門では一人一人ふいんきがでていてよかった。ツイン部門もいやされました。
  • 個人の持ち味を生かした素敵な朗読でした。もっと勉強して練習して、心がふり向いてもらえるような朗読をしたいです。  

アンケートのご協力ありがとうございました。

 

<2019年『第7回朗読だいすきコンクール』は7月に岐阜県開催を予定しております。>

関連リンク

・今回の開催・募集要項:朗読だいすきコンクール2018
・昨年(2017)の開催レポート記事: [レポート]第5回朗読だいすきコンクールin東京