第3回NRK朗読コンサートin滋賀 を終えて
9月17日 台風18号が迫る中、滋賀県大津市内にあります奏美ホールにて、第3回NRK朗読コンサートを無事開催致しました。
有資格者の方々の朗読は、緊張と隣り合わせのようにも見受けましたが、作品の良さやおもしろさを十分に発揮された朗読でした。そして、聴き手としては、その作品の世界に引き込まれるように聴き入っておられた様子でした。
下記にコンサート参加者を代表して、松田左江子パートナースクール講師の感想を掲載致します。
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日本朗読協会主催
「第3回 NRK朗読コンサート」滋賀県大津市 奏美ホールにて
まだ新人のわたしは、今回が初出場。
計八名の有資格者による朗読はどれも素晴らしくてそれはとても真剣な緊張の空間でした。
みな個性的な作品のなか,わたしが読ませていただいたのは芥川龍之介 の 『カルメン』
黄金虫、皿、欠片、鮭…など、文中にある洒落た単語にイマジネーションを掻き立てられました。
また、文章のリズム感が好き踊るのは、身体だけではなかったんだなと気付きました。
「生涯かけて声をみがく」
今回、会長の挨拶のなかでのこの一言が耳に残ります。
年齢によりリタイアしなければならない世界があるのに対して、朗読は一生もの。
歳を重ねるごとにその歳にしかない声と出会える朗読のおかげで
わたしは歳をとることが楽しみにさえなりました。
松田 左江子
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このホールは声楽用につくられていて、マイク無しでの発表となりました。
客席60名ほどのこじんまりとした素敵なホール、スタッフもとても親切な方々でとても印象のいいホールでした。
さて、みなさんもご存知かと思いますが先週から、朗読をテーマとした
竹野内豊さん主演のNHKドラマ「この声を君に」が始まりました。
朗読の素晴らしさが伝わる、期待できるドラマのようです。
朗読って何がいいのだろう…と思われる皆様、ぜひご覧下さい。
(金曜日22:00/全8回)
何か趣味をおさがしの方は、きっと朗読がしたくなることでしょう。